土地家屋調査士は、不動産の「表示に関する登記」のプロフェッショナルです。
場所・利用状況・大きさといった不動産を取引する際の見た目の情報を確認し、登記簿謄本といわれる全部事項証明書の「表示に関する登記」を唯一、依頼者に代わり法務局へ申請することを認められた資格であり、それが【土地家屋調査士】の仕事です。
不動産取引に関連して当事者の悩みに寄り添い、境界の確定、紛争等を解決することで社会貢献できる八士業のひとつです。
土地家屋調査士になるには
例年10月第3日曜日に実施される「土地家屋調査士 資格試験」に合格する必要があります。この資格を取得することで土地家屋調査士としての活動をすることができます。
土地家屋調査士としての強みは、相続や不動産売買時などの不動産の【表示に関する登記】については、弁護士と土地家屋調査士に許された業務となり、司法書士の【権利に関する登記】と並び専門性の極めて高い業務を担うことができます。
土地家屋調査士を取り巻く環境
昨今、登記は義務付けられる法改正の流れがあり、筆界の確定、相続という観点からも社会貢献度がたかく、やりがいを強く感じられる職業といえます。独立開業の道もあり、生涯現役で活動する土地家屋調査士の先生も多くいらっしゃいます。金子塾合格者の先生には法務局に入られた方や独立開業された方も多くご活躍です。
「人生を変える資格」とも言われる「土地家屋調査士資格」です。年に1度行われる資格試験の詳細は、下記法務省ホームページ等をご確認ください。
■法務省 土地家屋調査士試験
■土地家屋調査士連合会 土地家屋調査士を目指す方へ
このような様々な場面で現地で調査・測量をし、その結果を基に図面等の資料を作成し、当事者の間を取り持って土地の境を確認したり、要望にそって土地を分けたりするのが土地家屋調査士です。
【現状】
世代交代で資格取消をする方も少なくなく、人材不足の不安に備え、業界全体で人材育成の課題があります。
土地家屋調査士の将来性にも注目!!
①表示に関する登記の申請手続を仕事として行えるのは土地家屋調査士だけ。
②土地の境を確認する隣接との立会、測量等の調査業務はAIで代替不可能な仕事。
③今後所有者不明土地建物の増加、相続登記の義務化による遺産管理・処分案件の増加が見込まれ、土地家屋調査士のニーズが高まる社会となることが考えられる。
④業界の世代交代があり、新規参入は将来性がある。
⑤定期的に生じる公共事業に関連した業務の受け皿となれる。
「測量+表示の登記」、「設計+表示の登記」、「表示の登記+権利の登記」
ダブルライセンスという選択
土地の一部売買では、売却部分を測量し、分筆の登記をすることになります。測量士の方は土地家屋調査士の資格があれば測量後の分筆の登記まで仕事にできます。
建物を新築するときは、建てる前に設計、建てた後には表題登記をします。建築士の方は土地家屋調査士の資格があれば自らが設計した建物を登記することも仕事にできます。
測量士さんは、土地家屋調査士資格を取得して「測量+表示の登記」
建築士さんは、土地家屋調査士資格を取得して「設計+表示の登記」
司法書士さんは、土地家屋調査士資格を取得して「権利の登記+表示の登記」
ダブルライセンスで仕事の幅を広げる方も増えています。